絶対貧困

数週間前になるだろうか、「絶対貧困」 という本を読了した。世界にはびこる貧困をテーマにしたノンフィクションながら硬さはなく、変な話だが楽しく愉快に読めて、しかも深く考えさせられもするという素晴らしい本だった。

世界の8分の1が一日1ドル以下で生きる絶対貧困層であり、この地球上の半分の人たちは一日2ドル以下で暮らしている。

これが結構、心にささる数字だった。この数字を思い出せば、毎日の暮らしがどれだけ恵まれた、恵まれすぎた状況にあるのかを即座に感じることができる。

インドへ行ったときバクシーシを求める子供たちや老人と毎日出会ったが、あの子たちはどのように日々を送っているか、そのネットワーク、仕組みなどが、この本のおかげで理解できた。

アフリカの話も面白かった。危険な印象ばかりが強い南アフリカ。なぜ殺人やレイプがはびこっているのかを、被害者側ではなく加害者である貧困層の側の心理、意識から理解できる。

貧困から逃れるために船で密航して国を出て行く。イエメンの話だったかな。この話は怖かった。船長は密航者を乗せていることがバレると困るので、やばくなると密航者を海に捨ててしまうのだそうだ。そしてその海にはたくさんの鮫がいる。捕獲される鮫は密航者を食べてよく肥えているとか。そしてその鮫の尾はフカヒレとしてアジアへ輸出されている。日本の食事の席に供されている高級食材フカヒレ。食べるときにはそういう背景に思いを馳せつつ、、、食えますかね。

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